75歳以上の高齢者となると、要介護状態でなくても普段の生活に不安を感じることが増えていきますよね。
「介護が必要になってはじめて老人ホームへの入居を検討する」という人もいますが、実際には元気なうちから老人福祉施設を利用する人は多いのです。
要介護者となりいきなりそうした施設に入居すると、かなり抵抗感を感じる人も多いですが、元気なうちに利用しておくことで要介護状態になってからもスムーズに環境に馴染むことができます。
この記事では、そんな「元気な(介護認定を受けていない)高齢者が利用できる老人福祉施設」について解説していきたいと思います。

元気な高齢者が利用できる老人福祉施設
それでは、実際に要介護者ではない高齢者が利用できる老人福祉施設を挙げていきましょう。
①サービス付き高齢者向け住宅
独り暮らしをしている高齢者や夫婦共に75歳以上と高齢になり不安を感じている人たちが安心して暮らせるのが、「サービス付き高齢者向け住宅」です。
「サ高住」と略されることもあります。
・建物がバリアフリー設計がされている
・安全確認及び生活相談ができるスタッフが常駐している
このような特徴を持っています。
介護型の住宅もありますが、元気な高齢者が暮らす「一般型」も数多く存在します。
入居者同士の助け合い精神が強いため、強いコミュニティがメリットとなっています。
寂しさを感じることが少ないため、孤独感を感じずに暮らすことが可能なのです。
入居条件も緩やかで、入居資金も老人ホームなどと比べると格安となっています。
月額費用は施設によりますが、およそ月額8万円~20万円といったところでしょう。
ただし、この費用の他に食費や光熱費といった費用も必要となります。
②自立型ケアハウス
自立型ケアハウスは、一人暮らしに不安がある高齢者が入居できる施設です。
部屋の掃除や洗濯、食事の提供などが含まれます。
自立型ケアハウスには、介護サービスは含まれていません。
費用面では入居費用が0円~20万円程度で、月額利用料金は7万円~12万円程度となっています。
③健康型有料老人ホーム
健康型有料老人ホームは、老後をアクティブに過ごしたい介護を必要としない高齢者が利用できる施設です。
フィットネスが行えるジムが施設内に完備されていたり、図書館やカラオケルームが設置されていたりなど、アクティブな活動が可能となっています。
介護サービスはありませんが、洗濯や掃除、食事サービスなどの生活支援を受けることができます。
初期費用に関しては、0円から数百万円、月額利用料金も15万円~40万円とかなり幅広くなっています。
どちらにしても高額であるため、経済的に余裕のある高齢者のみが入居対象者であるといえるでしょう。
要介護者となると、退去を求められる可能性も高まります。
④住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームは、自立している高齢者向けの老人ホームです。
要介護者が入居可能な施設もありますが、施設自体には介護者が常駐していないため、別途自身で介護業者と契約をする必要があります。
基本的には掃除や洗濯、食事といった生活支援となり、その他には見守りや緊急時の対応、レクリエーションやイベントといったものを行う形となります。
前述した健康型有料老人ホームが要介護者となると退去となる可能性があるのに対して、住宅型有料老人ホームは別途介護サービスを契約すれば良く、退去は基本的にありません。
施設数は圧倒的に多く、全国に1万件以上の住宅型有料老人ホームがあるとされています。
今後も高齢化が進むため、施設数はさらに増えていくことが予想されます。
入居費用に関しては、0円~数百万円と幅広くなっています。
また、月額利用料金に関しては、15万円~25万円程度です。
⑤シニア向け分譲マンション
シニア向け分譲マンションは、一般的な分譲マンションの高齢者向けの物件となります。
バリアフリー設計となっていたり、コンシェルジュサービスにより安否確認や生活相談といったサービスを受けることができます。
費用に関しては、物件によりますがおよそ2,500万円~5,000万円ほどかかります。
また、管理費として月額3万円程度かかることが多いようです。
初期費用が非常に高額となるため、自宅を売却して物件を手に入れる高齢者が多いといえます。
まとめ
今回は、「元気な(介護認定を受けていない)高齢者が利用できる老人福祉施設」について解説してきました。
要介護者ではない元気な高齢者は、自宅に住み続ける選択をする人が多いですが、早めにここで挙げたような高齢者施設に入居するケースもあります。
「介護を受けるほどではないけど生活が不安だな」と感じている高齢者の方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?


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